施工会社における労働条件の改善と人財の確保

考え方・方針

当社では、サプライチェーン全体にわたって多くの取引先の協力のもと事業を行っていますが、取引先の会社およびその従業員の大半は工場・工事現場での施工会社で占められています。そのため、施工の現場を担う施工会社従業員の人権の尊重、労働条件の改善を重要課題と認識しています。長期にわたって安心して業務に取り組める労働環境を整えることが、取引先の人財の確保および定着率の向上、技能の伝承に必須であり、お客さまへの高品質な商品の提供に欠かせないと考えます。

当社は、「安全衛生推進基本方針」を毎年度設定し、各事業所の状況にあった安全衛生推進の計画や体制を構築し、安全衛生管理規程に則ったマネジメントを実施することで、施工会社従業員の労働のベースとなる安全の確保を図っています。

一方で施工会社に対して「CSR 調達ガイドライン」における「労働安全・衛生への配慮」の遵守を要請すること通じて、施工会社の従業員が健康かつ安全に働くことのできる現場づくりに継続して取り組んでいます。こうした方針のもと、当社は継続的に施工現場における死亡災害ゼロを目標とするなど、災害の防止および衛生管理の徹底を図っています。

また、「CSR 調達ガイドライン」の「人権の尊重」をふまえ、労働基準法に定める時間外労働に関する限度基準の遵守はもちろんのこと、施工・生産現場における過度な時間外労働などの排除に取り組んでいます。加えて、最低賃金法に基づき最低賃金を遵守し、健康で文化的な暮らしに必要な生活賃金を満たすことが重要です。そこで、施工会社の従業員に対して、人財育成および生活賃金を可能な限り保障するという観点から、技能研修だけでなく資金面での支援も必要だと考えています。

今後も、施工会社従業員だけでなくその家族まで「安心」だと感じていただけるような現場づくりを進め、長期的な視点で「共存共栄」の関係を構築していきます。

マネジメント

施工現場における安全についての指導

当社では、安全衛生管理規程の運用を基本に、安全管理部や技術部、設計施工推進部、生産部などの各部門が連携しながら、施工現場における労働条件の改善を継続して進めています。また、施工現場の定期・特別パトロール、安全衛生協議会を通じて、当社および施工会社従業員に対する指導・教育を行っています。

協力会連合会とのコミュニケーション体制

施工会社の会員組織である協力会連合会は、各事業所の取引先で構成される支部協力会から、各地区ブロックの代表から構成される地区協力会、また本部組織となる協力会連合会という組織体制となっています。各組織の会合を通じて、当社の施工担当者から事業所長、代表取締役まで密なコミュニケーションが図られており、安全、品質、技術力、作業効率の向上、人財の育成など幅広い課題が共有され、改善に向けた対応策を策定しています。

工場協力会社従業員の働きやすさに配慮した工場内のアメニティ整備基準

当社の工場は、当社・工場・協力会社従業員をはじめ、お客さま、地域市民などさまざまなステークホルダーが関係しています。そのため、ものづくり基盤の構築とステークホルダーとの良好な関係の構築、地球環境への貢献を実現するために、自社工場の建設・建て替えについての基準を設けています。工場で働く従業員の安全で働きやすい職場環境づくりは、従業員の定着率の向上、ひいては技能の継承につながると考えており、工場協力会社と当社の双方の経営を支援することにつながります。

整備基準を示した「自社工場建設・建替えマニュアル」では、基礎的な考え方としてのユニバーサルデザイン、環境(CASBEE Sランク取得)、耐震・防災への対応のほか、協力会社従業員が利用する休憩室、喫煙室、医務室など設置を求めています。また、食堂の設置については、協力会社と当社の従業員からアンケート等で意見を集約してより満足度の高い設備を設置することを推奨しています。なお、建替えをしない建物についても整備基準に満たないアメニティである場合は改修等を実施し可能な限り対応をしています。


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