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サステナブルな暮らし コラム

やさしい風合いが魅力。注目の「手ぬぐい」活用術

前編:塩山奈央さんに聞く手ぬぐいのある生活
後編:マネしたい!手ぬぐいを使ったいろいろアレンジ包み

2016.09.21

日本で古くから使われてきた「手ぬぐい」。手を拭く、汗を拭うほか幅広い使い道があり、環境にもやさしいため、今、改めて多くの人から注目されています。暮らし家・塩山奈央さんも「生活に欠かせません」と、手ぬぐいを愛用している人のひとり。子育てにも忙しい塩山さんが、どのようなシーンで活用しているのか、お話しを伺いました。

ずっと使い続けられる、サステナブルなアイテム日本代表
便利で気軽(薄くて軽い・持ち運びやすい・すぐ乾く) いろんな楽しみ方(包み方) 長く使える 再利用できる

後編:マネしたい!手ぬぐいを使ったいろいろアレンジ包み はこちら

生活に欠かせないアイテム「手ぬぐい」 使い方はさまざま!

塩山さんと手ぬぐいとの出合いは、今から20年ほど前。最初はその可愛らしいデザインに惹かれて購入したのだとか。「それまで手ぬぐいを使う習慣がなかったので、購入したのを機に初めて生活に取り入れることになったのですが、使ってみると想像以上に使い勝手がよくて。今では、生活に欠かせないアイテムになりました」と塩山さんは笑う。

塩山さんが手ぬぐいを気に入っているポイントは、「薄くて軽い」「持ち運びやすい」「すぐ乾く」こと。外出時には必ず2~3枚はカバンに忍ばせているのだとか。十分な大きさがあるのに、薄くて軽く、かさばらず、自分や子どもの手や汗を拭うほか、遊びの中で子どもの身体に付いた砂や泥などを拭いたり、食べこぼし、飲みこぼしが付いた口元やテーブルなど頻繁に出番があるそうです。「吸水性に優れており、汚れても、さっと洗えばすぐに乾くので、気軽に使い続けられ嬉しいです」。

20年ほど前から集め始め、今では30枚ほど持っているのだそう。

柔らかな肌触りだから子どもの肌にも安心して使える。

手ぬぐいに使われている木綿糸の太さや織りの密度にも注目

洗面台の手拭きには、吸水性の高い太い糸で織った赤い手ぬぐいをセレクト。

塩山さんが外出する時には、細い糸を使って織られた手ぬぐいを持ち歩きます。「細い糸のものは、柔らかく、肌触りがやさしいんです。だから鼻周りを拭いても赤くなりにくい。ポケットティッシュだとたくさん持っていかなくっちゃ……となってしまいます」。一方で、太い糸を使って、密に織られた手ぬぐいは、水分をよりよく吸収するので洗面台の手拭きとして使っています。さらに生地がしっかりしているので、気兼ねなく手を拭くことができます。一口に手ぬぐいと言っても、糸の太さや織りの密度によって、肌触りや吸水性に差があり、使い分けられることも手ぬぐいの特徴です。

くたびれきった手ぬぐいには、新たな役割を与えよう!

また、最後の最後まで使い続けられるところも塩山さんが手ぬぐいを気に入っている点のひとつ。長く使っていくと風合いが増して、生地が柔らかくやさしい肌触りに。その変化も楽しみながら、だいたい10年は使うのだそう。

「色は褪せて、少しくたびれてはきますが、その風合いがまたよくて。愛着もわきますし、頻繁に買い替える必要がないのはとてもサステナブルですよね」。そして、最後は裂いて雑巾にして使います。床を拭くのはもちろん、食器を洗う前に、油汚れを拭き取ったりすれば、ゴミの量や食器用洗剤の使用量も減らせます。柄や手触りが好きなお気に入りの一枚は、雑巾にせずインテリアとして活用することもできます。塩山さんのお宅では、音響機器の埃よけとしてお気に入りの一枚を使っています。

レコードのターンテーブルの埃よけとしても手ぬぐいが活躍。

塩山奈央さん

暮らし家

暮らし家。パタンナーを経て、料理や縫い物を通じて心地良い暮らしを提案する暮らし家に。現在、書籍や雑誌などを中心に活躍し、雑誌『チルチンびと』(風土社)では、エッセイ『日々、まめまめしく。』を連載中。著書に『発酵食をはじめよう』(文藝春秋)、『日々、まめまめしく。』(風土社)など。

「手ぬぐいを使ったことがない人は、まずはハンカチ代わりに使ってみてください。日本で昔から受け継がれてきた手ぬぐいのよさを体感すれば、自ずと使い道の幅も広がっていき、普段から物を大切に扱うようになるなど気持ちも変わっていくかもしれません」。
塩山さんの暮らしに欠かせないアイテム・手ぬぐいは、生活を豊かに彩っています。その使い道は塩山さんにご紹介いただいたものに限らずさまざま。まずは今すぐできる包み方を次ページにてご紹介いたします。

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