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パパの"働く"と"家族を思う"は両立できる ―サステナブルで心豊かな暮らしを【前編】―

2016.12.26

日本でも、子育て世代の男性の多くが、「育児を仕事と同じくらい重視したい」「どちらかといえば優先したい」という希望を持っていると言われます。それまでの生活スタイルを変えることの不安が大きく、目先のデメリットばかりに目がいってしまいがちですが、もう少し長いスパンで、仕事と生活について考えてみませんか。人生の限られた期間にしかできない育児という体験は、仕事優先では得られない新しい視点や価値観を発見する貴重な機会となるはずです。
実際、育児を体験した多くのパパたちから、人として成長し、仕事のやり方まで変わったという話を聞きます。ワークライフバランスを大切にする生き方は、仕事にも家族にも貢献できる、サステナブルな生き方なのではないでしょうか。
本コラムでは、さまざまな育児支援制度を活用して育児に取り組んだ大和ハウス工業の3名の社員を紹介します。仕事と子育ての両立をしながら奮闘・活躍する社員のパパぶりをご覧ください。

大和ハウスグループの育児に関連した支援制度(一例)

  • 次世代育成一時金制度 … 子1人に対して100万円を支給する制度
  • 育児休業制度 … 子が3歳まで休業できる制度
  • 出産・育児短時間勤務制度 … 子が小学校3年生になるまで短時間勤務ができる制度
  • 家族の看護休暇 … 子、配偶者、父母、祖父母、および配偶者の父母、配偶者の祖父母の看護のために、1年間に5日を限度として休暇を取得できる制度
  • ハローパパ・ママ … 育児休業開始日から当初5日間を有給化し、特に短期間の取得が想定される男性従業員の育児休業取得を促す制度
  • 育キャリサポート制度 … 早期復帰のための情報提供と労働時間確保のための時差勤務、育児・学童施設やベビーシッター等の利用補助
  • 再雇用機会優先制度 … ライフイベントにより退職した社員に対し、本人の希望を踏まえて欠員補充などに優先して採用選考を行う制度

時差出勤制度を利用して
保育園期を乗り切る

宮脇 裕二(ミヤワキ ユウジ)

妻、長男(2才) ※取得当時

大和ハウス工業 東京本社集合住宅事業推進部営業統括部アセット・ストック営業所(東京駐在)

2006年入社。東京支社集合住宅事業部営業課を皮切りに、東京本社集合住宅事業推進部営業統括部等を経て、現在はアセット・ストック営業所所属、主任。

共働き家庭の最大の難関は子どもが保育園に入園して以降にやってくるようです。当初は妻に保育園の送り迎えを任せていましたが、出産後体力の落ちた妻に大きな負担をかけることになりました。現在は、時差出勤を活用して保育園の送り迎えを夫婦で交互に行い、その分ゆとりのできた妻が朝の間に家事をこなすという生活パターンが定着したそうです。

利用した育児支援制度

  • 時差出勤制度 … 勤務時間を30分もしくは1時間前後させられる制度(短時間勤務制度との併用可能)
  • 次世代育成一時金制度 … 子1人に対して100万円を支給する制度

時差出勤がもたらす時間のゆとりが、心のゆとりを生む

時差出勤制度の利用を開始したのは、子どもが保育園に入園してしばらく後のこと。当初は、保育園の送り迎えともに妻が担当していましたが、朝、子どもがぐずって会社に遅刻したり、子どもが熱を出すなどして会社を早退したりと、妻にかかる負担が大きくなっていきました。

子育ても仕事も大切にしたい、というのが夫婦の共通の思い。二人で話し合い、出した解決策が、妻も出勤時間を調整し、送りと迎えの担当を曜日ごとに決め、家事を上手くこなせるような役割分担をすることでした。

保育園の登園時間は午前8時から、迎えの時間は午後8時まで。通勤時間は約1時間15分。時差出勤といっても、朝の出勤時間をわずか30分ずらしただけです。保育園の送り迎えを交互に行うようになってからは、その分ゆとりのできた妻が朝の間に家事の大半を片付けられるようになったそうです。出産以降、体力が落ちた妻を心配していた宮脇は、心にも体にもゆとりが持てるようになった妻を見て、ほっと胸をなでおろしました。

時差出勤によって、かえって仕事の効率がアップした

宮脇の経験からいうと、30分程度の時差出勤であれば業務に大きな支障をきたすことはないと言います。育児・家事を分担するために、それ以前から、「効率」「時間管理」「ワークシェア」を意識して仕事に取り組んできましたし、「ノー残業」を心がけてきたからです。
でもひとつ違いがありました。それは、人に仕事を「任せる」ことができるようになったこと。以前は、自分が請け負った業務に関して、自分のやり方に強くこだわる傾向がありました。他者に仕事を依頼しながら、自分がイメージしていた内容と違うと、差し戻したり、ときには自身で手直ししたりすることもしばしばだったそうです。実に効率の悪い仕事の仕方をしていたわけです。
現在は、「方向性と結論だけはしっかり共有し、プロセスに関しては任せる。そして、出来上がったものが自分のイメージと異っても、課題さえクリアできていればよし」と、認められるようになりました。他者の仕事に対する期待レベルを落としたわけではなく、自分にはない良さを評価し、それを活用する方法を見出す視点を持てるようになったのです。

あれこれ考えすぎず、まずは育児に飛び込んでみる

社会の流れは父親による育児を後押しする方向に向かっていて、職場の理解も得やすくなっていると言います。実際、「上司はがんばれと応援してくれましたし、同僚も私の状況をよく理解してくれ、快く仕事を引き受けてくれました」。日頃から、家族の話をしていたことも、職場の理解をスムーズに得る一助となったようです。「同僚の誰かが今の私と同じ立場になったときは、今度は、私がフォローしてあげたいと思っています」
育児の際の仕事上のデメリットばかりにとらわれず、「まずはその状況に飛び込んでみること。工夫しだいで何とかなる」というのが、体験者としての宮脇の実感です。
時差出勤制度を利用してよかったことは、妻の負担を軽減できたこと、仕事の効率がむしろアップしたこと(実際に残業時間が減ったこと)などいくつかありますが、なかでも嬉しかったことは、子どもと接する時間が増えたことだそうです。
「子どもにこうしてあげようと、子どもの将来を考えながら想像を巡らせているとき」、それがいまの宮脇にとって至福の時間だそうです。

1日のスケジュール

子どもの朝の身支度、洗濯、掃除、ゴミ出しが夫の役割。妻は、朝のうちにできる家事をし、余裕をもって出勤できるようになりました。

次のページ:時短勤務、育児休業制度を活用した2名の社員をご紹介します。

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