わが家のテレワークで見えた風景

大和ハウス工業株式会社 福岡支社
住宅事業部 設計課 主任技術者 藤井 麻貴子

自宅でのテレワークが、ごく普通の風景になったとき、その家は仕事に集中できるのか、仕事と暮らしを両立できる空間なのか。大和ハウス工業でハウジングマイスター(社内認定)として空間設計を担当する藤井麻貴子。彼女の自邸と、数多くの物件を手がける中で採用したアイデアが、これからのヒントになるかもしれません。

「家で働く」を支えた3つのスペース

わが家の建坪は約30坪。その中に3畳のタタミスペースを3カ所つくり、ステイホーム中は、夫婦2人はテレワーク、子どもは家庭学習。この空間をつくっていて良かったと心から思いました。

私のスペースは子どもの遊び場でもある

私が使うタタミスペースは、子どもの遊び場も兼用しています。左奥の収納スペースはロールスクリーンで目隠し。オンライン会議の背景としても使えて、生活感が出ることもありません。

間仕切りなしでも高低差があればいい

自邸ではありませんが、空間の領域を高低差で分けた一例です。ワークスペースをリビングより一段高い位置にすると、リビングにいる人と視線が交わらず、テレワークや家庭学習に集中できます。

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