住み慣れた街の新しい可能性を求めて

上郷ネオポリス オーナー
神奈川県 Nさま

上郷ネオポリスは1970年代に誕生した郊外型住宅団地です。大和ハウス工業は今、住民の方々と共に街の再耕に取り組んでいます。ある日、街のコミュニティ施設「野七里テラス」に、Nさまご夫妻をはじめとする方々が集合。街の中を移動するときに危ないと感じる場所を共有し、まちづくりに活かす意見交換が行われていました。

タウンモビリティを活用したまちづくり

私たちだけでなく、全国の郊外型住宅団地に住む方は、高齢化が進むと毎日の買い物などちょっとした外出も難しくなります。そんな負担を軽減するため、横浜市と街で次世代型1人乗り電動車「近距離モビリティWHILL(ウィル)」の可能性を検証することに。私たちも実証実験に参加しました。

新たな移動手段で行動が広がる

夫は目と足が不自由ですが、とにかく積極的に行動するタイプ。けれども、夫の乗る車椅子を押して勾配の多い道を出かけるのは、私の体力では大変。電動走行のWHILLなら負担も軽くなります。二人で手を重ねて操作をする機会を得たことで、「隣に並んで歩く」日常もよみがえりました。

街が人のつながりを育んでいく

実証実験は2020年秋。コロナ禍で人との触れ合いが減る中、WHILLに乗っていると声をかけてくれる方が増えました。街のさまざまな取り組みが人と人とのつながりを育んでいくんですね。ここに暮らす方みんなが、住み慣れた街の新しい暮らしを創る主役になるんだと実感しています。

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