大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

DIALOG3

家族との対話からはじまる「共に生きる家」づくりの真価とは

社会の価値観が多様化するなか、家族のかたちや関係性もさまざまに変わりつつあります。従来のスタンダードや画一的な考え方に捉われることのない、新たな住まいのあり方が求められる時代といえるでしょう。住む人それぞれのウェルビーイングを実現するために、家づくりはどのように変化していくべきでしょうか。

第4回は、前回に引き続き、ハウジングマイスターとして活躍する設計士の藤井麻貴子さんと、ケンチクイラストレーターの野口理沙子さんを迎えた対話をお届けします。設計士は、住む人の多様性にどのように向き合いながら家づくりを進めるのか、そして家族全員で家づくりに関わることは、私たち一人ひとりの人生そして社会に何をもたらすのかについて、語り合っていただきました。

第3回ダイアログはこちらから
「住宅設計士×ケンチクイラストレーターが語る「女性」より「個性」を活かす時代とは」

CONTRIBUTORS

今回、対話するのは・・・

藤井 麻貴子藤井 麻貴子

お客さまへの丁寧なヒアリングからいちばん居心地のいい場所をつくります!

藤井 麻貴子

大和ハウス工業株式会社
福岡支社住宅事業部設計課 主任技術者
一級建築士、インテリアプランナー、住宅設計士(ハウジングマイスター*)

1998年大和ハウス工業入社、倉敷支店、広島東支店、福岡支社において、住宅を中心とした設計業務に携わる。2015年女性初のハウジングマイスターに認定。社内では、全国住宅系設計コンペ '09優秀賞、アイデアコンペ '14 奨励賞、全国住宅系設計コンペ '19 専用住宅部門優秀賞を受賞。住む人の暮らしのスタイルを引き出しながら進める設計スタイルに定評がある。代表作には、同じ大和ハウス工業の住宅設計士である夫、小学生の息子とともに暮らす自邸「海に続く家」をはじめ、「人と自然をつなぐ和の風情ある平屋の家」「早く帰りたいと思える個性的な家」などがある。

*ハウジングマイスターは、大和ハウスグループが2005年から開始した社内認定制度です。
全国の支社・支店に所属する住宅設計士の中から、卓越した設計力、コミュニケーション力、生活提案力などを有する者、かつ一級建築士の資格を持つ者をプレゼンテーションで審査し認定しています。
ハウジングマイスターは各支社・支店にてお客さまの物件を手がけるほか、社内研修や後進の指導を行い、社内全体の設計力向上、ひいてはお客さま満足の向上をリードする重要な役割を担っています。

野口 理沙子野口 理沙子

建築設計の知見を活かしたイラストで新たなスケールの未来を描きます!

野口 理沙子

イスナデザイン主宰
ケンチクイラストレーター
一級建築士

1987年京都府生まれ。神戸大学工学部建築学科卒業、同大学大学院建築学専攻修了。石本建築事務所、永山祐子建築設計を経て、2018年からイスナデザインを主宰。建築的な思考をベースに3次元と2次元を行き来しながら、"2.5次元のケンチク"に取り組んでいる。建築設計・インテリアデザイン・イラスト制作・立体造形の他、概念やシステムの構造化、新しい見方の提示などのプロジェクトを行っている。

今回のPOINT

多様性が尊重される時代といわれるなかでも、自分らしい暮らし方や住まいへのニーズは、意外にも自覚しにくいものです。家づくりは、私たちが長い時間を過ごす環境をつくりあげる大切なプロセスです。設計士とともに、家づくりを行うことを通じて私たちにどのような変化や気づきがもたらされるのかについて、ぜひご一緒に考えてみましょう。

設計士と住む人の出会いは、個性のマッチングでもある

藤井さんが手描きで作成するお客さまへのご提案資料、その一例。

野口さん(イスナデザイン)が参画し、福島住まい・まちづくりネットワークと協働している、原発事故避難12市町村の復興を考えるための地図集『福島アトラス』の制作風景

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最大のポイントは、「家族全員とお会いする」こと

家族全員と会い、対話を重ねることから生活スタイルを想像し、プランに反映していく。

親世帯の家を建て替えて、隣居スタイルの二世帯住宅を実現されたHさまとIさまご家族との一枚。
"二世帯それぞれの要望を上手にまとめて、どちらの家族も満足のいく提案をしてくださったおかげで、娘家族と快適な隣居の生活が実現できました。"

まち全体と人が共存して見えるスケールのデフォルメから共生社会を表現した野口さんらの作品。
「渋谷駅周辺の未来のイラスト」(渋谷区 都市整備部 渋谷駅周辺整備課)
©イスナデザイン

3

家族が「住みこなす」と、家は「生きていく」

藤井さんが手がけたF様邸ご家族。
「田舎暮らしを楽しみたい」という夢を実現されたF様は、自然素材を多く採用した住まいで、家のメンテナンスや家庭菜園、インテリアのディスプレイなどを楽しみながら、人や自然とつながる豊かな日々を過ごされています。

部屋の区切りがなくどこからでも海が見える、藤井さんの自邸。さまざまな使い方ができるよう、小上がりの畳スペースが複数ある。

部屋の区切りがなくどこからでも海が見える、藤井さんの自邸。

さまざまな使い方ができるよう、小上がりの畳スペースが複数ある。

野口さんのオフィス兼住居にも「住みこなし」の工夫が随所に。
ワークテーブルは仕事の打ち合わせやPC作業のほか、家族のダイニングスペースとして、写真中央の書棚は、食器収納や猫のにじぞうのハウスとしても機能している。

4

まとめ

住宅設計士は、家づくりのファシリテーターでもある。家族全員との対話がもたらす新しい暮らし方・生き方への発見や変化から、それぞれの家族らしく共に生きる家が生まれる。

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