2022/05/31
報道関係各位
大和ハウス工業株式会社
日本貨物鉄道株式会社
■北海道最大の物流施設
マルチテナント型物流施設「DPL札幌レールゲート」竣工
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大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一、以下「大和ハウス工業」)と日本貨物鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:真貝康一、以下「JR貨物」)は、2020年7月より、両社の共同事業による北海道最大(※1)の物流施設となるマルチテナント型物流施設(※2)「DPL札幌レールゲート」を北海道札幌市にあるJR貨物「札幌貨物ターミナル駅」構内に建設してまいりましたが、本日(2022年5月31日)竣工しました。
また、両社と大和物流株式会社、株式会社フレームワークス、株式会社Hacobuの5社は、 日本全国の持続可能な物流網の構築を目指す「協働プロジェクト」を当施設より推進してまいります。
※1. 大和ハウス工業調べ。 ※2. 複数のお客さまが入居できる物流施設のこと。 【「DPL札幌レールゲート」外観】 |
「DPL札幌レールゲート」は、貨物取扱量において北海道最大の貨物駅である「札幌貨物ターミナル駅」構内に立地しているため、鉄道コンテナを利用し全国各地へよりスムーズに輸送できます。また、雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしや通行ができるよう、1・2階に「中車路」や「屋内スロープ」、「屋内トラックバース」を設けるなど、施設内の作業効率を高めることが可能な物流施設です。 あわせて、このたび当施設を皮切りに開始する日本全国の持続可能な物流網の構築を目指す「協働プロジェクト」では、2024年問題(※3)をはじめ、カーボンニュートラルやSDGsの実現、物流を取り巻く様々な課題解決に向けて、両社を含む5社のリソースやノウハウ、テクノロジーを最大限に活かした物流ソリューションを共同で企画・検討・提案を行います。 ※3. 働き方改革関連法により2024年4月1日以降「自動車運転の業務」に対し、年間の時間外労働時間の制限が施行されることにより発生する諸問題のこと。 |
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1.交通アクセスに優れた好立地にある北海道最大の物流施設「DPL札幌レールゲート」 当施設は、地上3階建て、敷地面積50,348㎡、延床面積86,276㎡(※4)を誇る北海道最大のマルチテナント型物流施設です。 ※4. 札幌ドーム(建築面積53,800㎡)の約1.6個分。 |
(1)立地 当施設は、JR貨物「札幌貨物ターミナル駅」構内に立地しているため、鉄道コンテナを利用することで全国各地への輸送ができます。国土交通省環境政策課作成資料によると、2019年度の貨物輸送量当たりのCO2排出量(※5)は、鉄道がトラックの約13分の1と、モーダルシフト(※6)により環境負荷の低減を図ることができるとともに、テナント企業のカーボンニュートラルにも貢献できるなど、昨今の物流業界における市場環境の変化に伴った物流ニーズに応えることができます。 また、当施設と「札幌貨物ターミナル駅」を結ぶ車両専用連絡通路を設けたため、輸送もスムーズに行えます。 あわせて、JR「札幌駅」より10km圏内、道央自動車道「大谷地インターチェンジ」から約1kmに位置するなど、北海道全域へのアクセスが容易な立地です。 さらに、JR千歳線「平和駅」より約2km(徒歩約25分、車約5分)、地下鉄東西線「南郷18丁目駅」より約2km(徒歩約25分、車約5分)と職住近接の就労環境が整っています。 ※5. 1tの貨物を1km運ぶときに排出されるCO2の量。 ※6. トラックなどの自動車で行われる貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道などの利用へ転換すること。 【「DPL札幌レールゲート」位置図】 |
(2)特長 当施設は、雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み卸ろしや通行ができるよう1・2階に「中車路」や「屋内スロープ」、「屋内トラックバース」を設けました。また、施設全体で170台分のトラックバースも用意し、トラックの入場予約システムを利用す ることで、トラックバースへの接車前後の時間のロスを減らし、施設内の作業効率を高めることが可能な物流施設です。 あわせて、共用スペースには、カフェテリアやコンビニエンスストアが入るスペースを設け、就労環境を整備しました。さらに3階にある従業員専用のカフェテリアには、打合せスペースとしてJR貨物が開発したことがイメージしやすい「12フィートコンテ ナ」を設置しました。 |
●主な設備・仕様等
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■建物概要 名 称:「DPL札幌レールゲート」 所 在 地:札幌市白石区流通センター3丁目227-172他 交 通:道央自動車道「大谷地インターチェンジ」より約1km 敷地面積:50,348㎡(15,230坪) 建築面積:29,509㎡(8,926坪) 延床面積:86,276㎡(26,098坪) 賃 貸 面 積:73,073㎡(22,104坪) 最大12テナント、1区画約5,400㎡(約1,633坪)からご入居可能 構造・規模:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造、耐震構造・地上3階建て 高さ:24m、幅:253m、奥行き:141m 建物用途:マルチテナント型物流施設 事 業 主:札幌貨物施設開発特定目的会社 設 計 ・ 施 工:戸田建設株式会社 着 工:2020年7月1日 竣 工:2022年5月31日 入 居:2022年6月1日 総投資額:約150億円 |
2.日本全国の持続可能な物流網の構築を目指す「協働プロジェクト」 日本全国の持続可能な物流網の構築を目指す「協働プロジェクト」は、「DPL札幌レールゲート」を皮切りに、2024年問題をはじめ、カーボンニュートラルやSDGsの実現、物流を取り巻く様々な課題解決に向けて、JR貨物と大和ハウス工業、大和物流、フレームワークス、Hacobuの5社のリソースやノウハウ、テクノロジーを最大限に活かした物流ソリューションの企画・検討・提案を行います。 JR貨物は、日本全国をカバーする鉄道輸送ネットワークを基軸に、物流結節点としての貨物駅において、駅ナカ・駅チカ物流施設「レールゲートシリーズ」の開発および、鉄道輸送+物流関連業務の付加価値サービスを提供することにより総合物流企業を目指しています。 大和ハウス工業、大和物流、フレームワークス、Hacobuは、地方都市を含めた次世代型物流施設の開発をはじめ、AIやIoT、ロボティクスを駆使した物流DXなど、輸配送・荷役・システム・設備・データ利活用など物流領域を一貫してサポートしています。 「協働プロジェクト」参画各社では、持続可能なロジスティクスの実現に向けて、関係者のシェアリング(協調・協働)が大きなポイントであり、その要素として物流分野でのデジタル化と標準化が重要と考えています。5社が保有するインフラとノウハウ・情報を活用し、シェアリングを推進することで、持続可能なロジスティクスの実現に取り組みます。 |
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※7.2022年3月31日現在。施工中含む。 |
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以上